共有レンタルサーバーのサブスク比較

サーバーの定額サブスクサービスである「共有レンタルサーバー」について解説します。

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共有レンタルサーバーとは何か?

日本でいう共有レンタルサーバーは「共有ホスティングサーバー」

レンタルサーバーが「サーバーをレンタルする」という意味である以上、レンタルサーバーは実は全てのサーバーサービスのことを指します。

日本でいうレンタルサーバーは、実は共有ホスティングサーバーのことを指しているため、ここでは共有ホスティングタイプのレンタルサーバーについて解説します。

現在ではほぼ「共有レンタルサーバー = WordPressサーバー」

かつては、自社で開発したサイトを共有レンタルサーバーでホスティングすることがほとんどでしたが、現在ではブログだけでなく、企業サイトやECサイトでもWordPressを使うケースが多くなってきており、ほぼ「共有レンタルサーバー = WordPressサーバー」という状態になっています。

サービス側も「いかにWordPressが使いやすくするか?」というところに力を入れており、WordPress以外の機能についてはここ10年ほどで大きな進化がありません。

もちろん、共有レンタルサーバーではWordPress以外にもたくさん出来ることがありますが、世の中のWebサイトは「自社開発かWordPress」というくらいに二分されており、自社開発が出来る力がある企業は、共有レンタルサーバーではなく、VPSやSaaS、それらを包括したクラウドを利用するケースが多くなっています。

「やること」にマッチしていればコスパが良い

共有レンタルサーバーは、サーバーの機能のうち、

  1. Webサーバー
  2. PHPサーバー
  3. MySQLデーターベースサーバー
  4. メールサーバー

の4つを切り出して貸し出しているサービスで、複数のユーザーを同一サーバーに収容することでコストダウンを実現しています。

逆に言えば、コスパは高いサービスなので、やりたいことがマッチしていれば実はコスパが良いサーバーです。

共有レンタルサーバーを選ぶ際のポイント

初期費用 + 契約期間ごとの料金

共有レンタルサーバーは、サービスごとの違いがあまり大きくないサービスなため、まず大事なのは「初期費用 + 契約期間ごとの料金」です。

初期費用は、個人向けのサービスは概ね1,000〜3,000円、中には5,000円を超えるサービスもあります。月額料金が数百円くらいのプランを選ぶと、初期費用が占める比率が高くなり、コスパが悪くなります。

次に大事なのが契約期間ごとの料金です。共有レンタルサーバーは「長期契約をするほど安くなる」という長期割が採用されることが多いサブスクなので、契約期間次第で実質の月額料金が大きく変わります。サービスによっては、3年一括払いにすることで毎月払いの半額程度になるケースもあります。

価格が安くなる分、長期契約では「サーバーの乗り換えがしづらい」というデメリットもあります。この辺りは、共有レンタルサーバーを選ぶ際の一番の悩みどころです。

必要最低限のスペックを把握しておこう

共有レンタルサーバーはどれも機能は同じで、サーバーのスペックも大きくは変わりません。ただ、

  1. 収容可能なドメイン数
  2. 保存可能なストレージ容量
  3. データ転送量

の3つについて、サービス・プランによって大きく違う点なので、注意しましょう。

また、「収容可能なドメイン数が無制限だから」という理由だけで上位プランにするのではなく、エントリープランを複数契約した方がコスパが高いケースもあります。

その意味では、「自分にとって必要最低限のスペック」をしっかりと把握するのが大事です。

初心者向けに最適な共有レンタルサーバーの見分け方

かつては、「サーバー初心者は共有レンタルサーバー」「初級者以上はVPS」「上級者は占有サーバー」という棲み分けがされていましたが、現在では全てのサーバー初心者がWebサイトやWordPressサイト構築をしたいわけではなく、「共有レンタルサーバー = サーバー初心者向け」とも言えなくなっています。

そんな中で、初心者の方が使いやすい共有レンタルサーバーを見分けるポイントは、

  1. シンプルな料金体系
  2. 使いやすい管理画面

まずは、長期割引やキャンペーンを使わないでも、毎月の料金が自分にとって納得ができる価格の共有レンタルサーバーを選びましょう。使ってみて、乗り換えたくなったら、いつでも乗り換えが出来るようにしておくのが大事です。

次に、大事なのが管理画面がわかりやすさ。サーバー初心者の方は専門用語を理解するだけでも一苦労ですから、シンプルで使いやすいサーバーを選びましょう。

中には、ドメインにSSLを付与するだけでも自社サービスに取り込もうとする共有レンタルサーバーもあるので、注意しましょう。

ビジネス向けの共有レンタルサーバーの選び方

企業サイトや企業が運営するサービスサイトのホスティングで使う、いわゆるビジネス用途で共有レンタルサーバーを利用するのであれば、大事なのは「セキュリティ」です。

共有レンタルサーバーにも最低限のセキュリティ機能はありますが、サービスによってはIPアドレス単位のブロックくらいしか出来ないことがあります。

ビジネス向けのサイトの場合、ユーザーの個人情報を保管することもあるので、セキュリティは高ければ高いほど良いと言えます。

共有レンタルサーバーの場合は、VPSや専用サーバーと違って細かい設定ができないため、サービス側でWAF(Web Application Firewall)などの、セキュリティソフトを導入しているかを一つの判断基準にしましょう。

高度なWAFが導入されていれば、サーバーやサイトへのアタックを未然に防ぐことが出来ます。

共有レンタルサーバーのサブスク

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    コアサーバー

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