電動アシスト自転車レンタルのサブスクサービス比較

高額な電動アシスト自転車を購入するのでなく、一定期間レンタルするという新しい乗り方が「電動アシスト自転車レンタルのサブスク」。電動アシスト自転車レンタルのメリット・デメリット、主なサービスの比較をまとめました。

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電動アシスト自転車レンタルのサブスクとは?

電動アシスト自転車に乗るなら、新車か中古車で電動アシスト自転車を購入するのが一般的です。

ただ、「子供が小さい間だけ、送り迎えで使いたい」「転勤の間だけ使いたい」など、用途によっては一定期間だけ電動アシスト自転車を使いたいというシーンがあります。

そうしたニーズに応えるのが電動アシスト自転車レンタルサービス。電動アシスト自転車レンタルサービスは、月額1万円未満で電動アシスト自転車をレンタルすることが出来ます。

シェアサイクルとの違い

「自転車を借りる」というと、イメージするのはシェアサイクルではないでしょうか。

電動アシスト自転車レンタルとシェアサイクルとの違いは、「期間」と「返却の仕方」で、シェアサイクルは分単位で使った分だけ支払いをし、使い終わったらステーションに返却するのが基本的ですが、電動アシスト自転車レンタルの場合は、1ヶ月、1年といった期間でレンタルをするので、自分の家に置いておくことが出来ますし、乗った時間で追加料金を支払うことはありません。

レンタルをしたら、契約期間の間は月額料金で乗り放題というイメージです。

電動アシスト自転車レンタルのサブスクのメリット

初期費用を抑えることが出来る

電動アシスト自転車を購入するとなると、安くても数万円、子供乗せの電動アシスト自転車となると10万円以上かかるのが通常ですが、電動アシスト自転車レンタルにすれば、毎月の支払いをするだけなので、初期費用をグッと抑えることが出来ます。

「いきなり10万円以上の自転車を購入したくない」という方には最適なサービスと言えます。

不要になったら解約すればコストを抑えることも可能

電動アシスト自転車レンタルの最大のメリットは、「必要な期間だけ」費用をかけることでしょう。子供の送迎をする期間だけなど、必要な期間だけレンタルすることで、コストを抑えることも可能です。

ただし、サービスによっては最低利用期間が設定されていることもあり、必ずしも購入するよりもコストを抑えることが出来るとは限らない点に注意が必要です。

電動アシスト自転車がどんなものかを試すことが出来る

一度使ってみると、便利で手放せなくなる電動アシスト自転車ですが、使う前は「どれだけ使うかわからない自転車に10万円も出せない」という方がほとんどでしょう。

そうした悩みを解決してくれるのが電動アシスト自転車レンタルサービス。とりあえず、1年や半年など使ってみて、使う頻度やコスパを体感してから、電動アシスト自転車を購入するかを判断出来ます。

電動アシスト自転車レンタルのサブスクのデメリット

買った方が安いことも多い

良いことだらけのように見える、電動アシスト自転車レンタルのサブスクですが、最大のデメリットは「長く使うほどコスパが悪くなる」という点です。

電動アシスト自転車レンタルのサブスクは月額6,000円程度のサービスが多いですが、概ね2年間利用すると電動アシスト自転車を新車で買う時と同じくらいのコストがかかります。

つまり、電動アシスト自転車を2年以上使うのであれば、新車で電動アシスト自転車を買った方が安くなるのです。

基本的に中古車

電動アシスト自転車レンタルのサブスクは、誰かが使った電動アシスト自転車を使うことになるので、基本的に中古車です。

サービス側がしっかりと整備をしているとはいえあくまで中古車になるので、どんなトラブルがあるかは予測が出来ません。

そのため、電動アシスト自転車レンタルサービスを利用するのであれば、定期メンテナンスや故障時の対応や保険などについてもしっかりと確認する必要があります。

電動アシスト自転車レンタルのサブスクを選ぶ際のポイント

サブスクだけでなく、購入時のコストもチェックしよう

手軽に、初期コストを抑えて利用できる電動アシスト自転車レンタルサービスですが、これまで指摘してきた通り、利用方法次第では購入した方が安く上がることもあります。ですので、電動アシスト自転車レンタルサービスを利用する前に、必ず購入した場合のコストも検討しましょう。

自転車の大手販売店では、新学期シーズンや決算シーズンなどに大型のセールを行うことがあり、定価から30%以上OFFした価格で購入できるケースもあります。

電動アシスト自転車を安く売っているの自転車販売店は、大手ならサイクルベースあさひやスーパーのイオン系列のイオンバイクモールが有名。cyma(サイマ)もネットで人気です。

そのほかに、シティサイクルタイプや子供乗せタイプの電動アシスト自転車であれば、ヨドバシカメラビッグカメラなどの家電量販店も、ポイントバックなどのお得な制度もあり、認定整備士もいるので安心です。

最初はなるべく短い期間で契約しよう

電動アシスト自転車レンタルのサブスクは、レンタル期間が短いほど月額料金が高く、長いほど月額料金が低く設定されています。

しかし、長期間レンタルをして途中で不要になったり、やっぱり購入した方が良いと思ったとすると、無駄な費用を払ったり、「最初から買っておけばよかった」となってしまうことになります。

そのため、コスパが悪くなってしまいますが、最初は必ず短い期間で契約して、途中で続けるか判断するポイントを用意するようにしましょう。

定期メンテナンスや故障時の対応をチェックしよう

自転車は頑丈な乗り物ですが、メンテナンスフリーの乗り物ではありません。日常的な空気管理は必須ですし、ブレーキやホイールなどは定期的に不具合がないかをチェックする必要があります。

特に電動アシスト自転車レンタルサービスで借りる自転車は中古車なので、どこに不具合をあるかがわかりません。

そのため、定期メンテナンスや故障時の対応がどうなっているのかを必ずチェックするようにしましょう。

盗難リスクを考えよう

電動アシスト自転車は高額な自転車なため、非常に盗難被害が多い自転車でもあります。自転車の車体だけでなく、バッテリーだけが盗難に遭うこともあります。

盗難されるとレンタルした側に非がなくても、車体料金の支払いが発生するのが通常なので、盗難保険があるサービスを選ぶようにしましょう。

また、盗難時のリスクや盗難保険のコストを踏まえて、レンタルではなく購入も選択肢に入れるようにしましょう。

利用可能なエリアをチェックしよう

電動アシスト自転車レンタルのサブスクは対応するエリアが決まっていることがあります。エリアの対象外だとレンタルができないので、契約をする前に対応エリアをチェックしましょう。

主な電動アシスト自転車レンタルのサブスクを比較

サービス名料金レンタル期間期間中の途中解約定期メンテナンス故障時の対応
cycloop NORUDE1,990円/月〜1年/2年/3年不可なし持ち込みの上、交換対応
MBR-Mom’s Bike Rental-4,400円/月〜1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/1年/2年残金の一括払いにて可能消耗品は消耗具合で無償交換預かり無料修理
電動自転車レンタルドットコム3,980円/月〜1ヶ月不可なし借主負担。修理保証加入時のみ無料
CycleTrip BASE14,000円/月〜1日/1週間/1ヶ月不可なし借主負担

コスパが高いのは「cycloop NORUDE」でしょう。長期間レンタルにはなりますが、月額1,990円というのは魅力的です。

一方で、安心して使えるのは「MBR-Mom’s Bike Rental-」。修理や消耗品の交換を無償で行ってくれ、価格も良心的。安心して乗ることが出来ます。

CycleTrip BASEは高額ですが、1日からレンタルできるのがメリット。「とりあえず試してみたい」という方にベストなサービスではないでしょうか。